2011/08/10

(No.1467): 録機奏愛


Open Reel Ensembleという音楽を
初めて聴いた、観た。
若干20歳代前半の若者達のこのエネルギーは
とてつもない。
オープンリールデッキを楽器にするという
発想もそうだが、アイデアだけではなく
それを実践できる電子工学の技術力と
音楽として昇華させる作曲センスと演奏力と
全ての信念を貫く志と勇気を高く評価する。
実際、演奏動画を観ると
そのクオリティの高さに驚く。

録音後すぐに再生、それをリールを手で
回してスクラッチ、という手法は、
オープンリールを使ったことがあれば
誰でも思いつくと思う。
実際、筆者もTEAC 38を所有しており
1980年代には「遊びで」よくやった。
しかし、面白いなーと思っただけで
この手法をそのまま演奏、ましてや
オープンリールを楽器として使おう
などとは全く思いもよらなかった。

4台のオープンリールの
走行・巻き戻し・早送り・停止をUSB経由で
PCで制御。しかも各PCはネットワークで
通信しているという。
このシステムを自分たちで生み出したのだから
注目されるのもうなずける。

リンクの動画のエンディングのシーンが
また良い。
狂気じみたオープンリール溺愛の
パフォーマンスが独特の世界観を
創り出している。















0 件のコメント:

コメントを投稿