2011/09/26

(No.1507): 虚勢浄妙


喉元過ぎれば熱さ忘れるという諺。

陰と陽の二つの意味があるという。
一つは
「苦しい事も過ぎてしまえば忘れてしまう」
もう一つは
「苦しいときに受けた恩も楽になれば
忘れてしまう」

という意味だそうだ。
楽観視と不義理ということなんだろうか。


筆者の場合、楽観視が多過ぎる。
例えば会議中などの仕事会話。

普段あまり喋らないくせに
何かスイッチが入ると途端に饒舌になる。
そして、必ずや失言をやらかす。
特に、筆者はアドリブに弱い。

前もって周到に準備した場合はそうでもない。
なんてこと思ってると、余計なことを最期に
ポロっと言ってしまうこともある。
その残念感といったらキリがない。

しかし一番素敵なのが完全アドリブの場合だ。
思いつくことをすぐ口にしてしまうので
言ったその瞬間に、ヤベッ失言したッと
思うのだが
もう勢いに乗ってそのまま突き進む。
もう言っちゃったんだからどうでもいいや的な
諦めの境地。

なんというか、ただしく
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」
を実践する。


もちろん、落ち込んだり、まして反省など
一切しない。
時間が戻るわけでもなし、
次でリカバリーすりゃいいじゃん程度。
しかし、当然次もリカバリーのつもりが
変に繕ってしまって、稚拙な言葉で埋め尽くし
もう収拾がつかなくなった事象を筆者は
何度も経験している。
永久にリカバリーなんてできないのだ。


だから、
いい歳ぶっこいてアイツぁはダメだぁ
隅のほうで反復横跳びでもやらせておけや
というレッテルをバンバンと貼られるのだ。

しかしまぁ
そんなこと言ってるお偉いさん達だって
どこの馬の骨かわからん詐欺師みたいな連中
ばかりだけどね。

嗚呼、いい塩梅だ。








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