2012/06/15

(No.1740): 一万五千キロメートルに寡黙


そうそうこの熱さだ。
六級改号別名ducati m696の空冷2気筒
デスモドロミック何某からの発熱。
エキマニからの発熱。
信号待ちなどの停車時、
太もも裏あたりをえぐり込むような
熱波が直撃するこの仕様は
非合理的権化の只中にいる。

つまり私は問う。最高ですかと。

まだこの季節だからそんな呑気な
ことを言っていられる、ということを
私は知っている。

なにが
「そうそうこの熱さだ。」だ。
真夏の炎天下、アスファルトも溶ける
真夏の炎天下、その中にあって
太もも裏あたりをえぐり込むような
熱波が直撃するその仕様を鑑みれば、
今の季節にあって、まるで虚勢を張る
ハツカネズミのような妖気であるがゆえ
まだこの季節だからそんな呑気な
ことを言っていられる、ということを
私は知っている

今夜もいい塩梅で日本語文法を
放物線投棄している整いがてらの最中、
我が六級改号別名ducati m696の
総走行距離計が一万五千キロメートル
越えました記念の本日の屑ブログも
誰の目にもとまらずに、寡黙に、整然と、
年月を重ねる運命であることを私は知っている。


0 件のコメント:

コメントを投稿