2012/10/03

(No.1813): 金木犀の重殻


おい、
六級改号[ducati m696]左衛門よ、
ジーゼルもといディーゼルもといDieselの
あの佇まいなど気にするな、
だって街のあちこちで金木犀の香りが
仄かに流れているではないか、
なぁ六級改号[ducati m696]左衛門之介よ、
なに、きんもー擬人化?それって擬人化
擬人化なのね(エ)ネゴリ勲(くん)、
なに、おいそれとは言わさんぞ、
おいそれとはな、
おぬしの言うとおりなぞ、いかぬわっ
このたわけめッ、だって、キミ達、
か、香っているだらう、
も、も、もっと香ってみたまへ、
こっちへ来て、も、もっと香って
み た ま へ
街のあちこちでキンモクセイの匂いが
香っているだらう、
そんなことよりキミ、
そんなことより
読みやすく行間を開けたらどうなんだ
どうなんだよ、どうなんだといっておる、
っていうか、
そもそも読みやすくねぇじゃん糞ブログの
くせに、とか言ってるうちに、
ほらみろ、
こんなになっちゃったって
抜群の瞬発力を見たい人は
今からこっちに来てください
今日のラジオ体操は
沸騰の中でお願いしまーす、いや、
キミそりゃ話が違うだらう
そんなことしちゃいかんよ、
そこで初男は目覚めた、
ハタッ、夢だったか
なんていう夢オチを期待していた男の話を
今から話して聞かせようと思っていたのだが
そろそろお時間がまいりました
このあたりで
このあたりで
暇乞いをさせてもらえんだろうかという趣旨の
タンタルコンデンサを作っている老人を
君は知っているか。


1908年「ナッセ堅と金木犀」より(再編)



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