2009/10/18

(No.915): 大型二輪・1段階5時間目の巻


あっという間に、1段階の「みきわめ」である。
「みきわめ」とはその段階が終了するかどうかの
ジャッジが下されるコマである。

それにしても、大型二輪教習は短い。
最短で12時間である。(1段階5時間、2段階7時間)
文字通りあっという間に1段階も最終コマなのだ。
思い起こせば、普通二輪の時は一本橋に苦労し
1時間ダブったし、そもそも全工程でも18時間か、
それくらいあったように思う。
それに比べると、大型二輪教習は短い。

しかし、内容は普通二輪のそれとかわらないため
物凄い濃い密度になっているのである。
それだから、1時間コマが終わるだけで
バケツ一杯分の汗をかき、へとへとに疲弊する。



さて、そんな過酷なスケジュールの中
1段階のみきわめのコマである。
1段階でやってきた内容を全てソツなくクリアできること
詳細な基準は不明だが、概ねそういうことだ。

最初のウォーミングアップ走行時、
外周停止の際のブレーキの掛け方を
フロントだけ使う、リアだけ使う といったやり方で
前後ブレーキの効き具合を覚える。
これも普通二輪の時にやったなぁ
などと思い出しながら走る。

そして、今回の大型二輪教習全般に言えることだが
乗り始めの時は、もうぜんぜん乗れてないのだ。
振り回されるというか、バランスもだめ、
初回一本橋は必ず落ちる、などの醜態。
何故だろう、本当に乗れないのだ。
しかし、S字、スラロームなどのいつものコース走行を
3週ほどするとだんだんとリズムが出てきて
乗れるようになる。
まさにエンジンがかかるまで時間を要するようになった。
年齢の所為だろうか。

一本橋は最初に相変わらず落ちたものの
10秒前後を何回か出し、概ね良好だった
と思う。
坂道発進は問題なく、指導員からもうそこはやらなくていいから
一本橋と坂道通過狭路左折を交互に走ってと言われる。

この坂道通過狭路左折は、前回散々な目にあった
例のムツカシイやつだ。
今回もパイロン倒す、左足着地など
こいつ本当にみきわめなのかよッと
罵声が聞こえるほどの不出来な塩梅。

普通二輪の時も、思ったが
超低速のバランスというものは本当に難しい。
速度を出したオートバイのコントロールも難しいだろうが
超低速でオートバイを自由にコントロールする
という技能は、それよりも高度なテクニックなのではないか
と思う。
何しろ速度がない分、誤魔化しが利かないのだから。


狭路左折時は、2速の半クラで人の歩く速度よりも遅い速度で
せまーい角を直角に左折するのだ。
同じ時間、普通二輪の人たちもここでガッシャンガッシャンと
転倒しまくっていた。
筆者は転倒はしなかったものの、速度がイマイチ速いのと
やはりバランスがあわあわしてしまう。

ブイーンと盛大な轟音を響かせて左足を着く。
指導員に注意される。
目線が近すぎるんだよ、もっと曲がる先を見てッ!
あーあークラッチ切っちゃ止まっちゃうでしょうがッ
ここは半クラ使うんだろうがこの鉄腕ダッシュ水鉄砲合戦がッ
と叱られる。

なるほど、クラッチ切っちゃそりゃ失速するわ。
なるほど、目線を遠くにやるとずいぶんと改善した。
本当にオートバイという乗り物は目線が重要な乗り物である。



で、結局、みきわめは貰えた。
ただし、くだんの狭路左折は要注意と言われた。
何れにしてもあっという間に、1段階が終了。

次は2段階なので四輪も走っている大きなコースへ出ることになる。
走るコースが決まっており、それを事前に覚えなければならい。
指導員は言う。
次回までに必ず覚えてくること。
たまに覚えてこない人がいるけど、教習にならないから。
法規走行なのでウインカの出すタイミングとかあるから
道順を覚えていないとお話にならないから
絶対覚えてく来るようにッ!!

と釘をさされる。

御意とひれ伏し、
さて
コース図コース図。



教習後、疲れ果てて次のコマを見学
(1段階用の小さい二輪専用コース)

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