2011/10/04

(No.1514): 心乃旅路


今朝の拙twitterにも書いたのだが
最近、といっても既に1年近くになるか
毎朝、駅までの道の途中で見かける
おっさんの話し。

そのおっさんは、毎朝筆者の歩く道の
途中にあるセブンイレブンの横からひょいと
出てくる。
いつも白っぽい麻のジャケットに
青黒いズボンを穿いている。
既に涼しくなったにもかかわらず
まだ麻のジャケットを着ている。
鞄の類は持たずに手ぶら。

毛髪はかなり少ない。
禿といえばそういうジャンルだろう。
年齢は60歳を少し越えていると思われる。
割りと大柄な人。


そのおっさんは毎朝、
同じ電車で出掛けて行く。
どこに出掛けているのかは不明だが
会社員風ではある。
しかし、
そのおっさんは変な癖を持っている。

人が何かをやっているとお構いなしに
覗き込むのだ。
或いは、いつもと状況の違う場面に出食わすと
その傍で具にあちこちを凝視するのである。


以前、筆者が駅のホームでiPhoneを使っていたら
顔を至近距離まで近づけて覗き込んできた。
そして無言なのだ。奇声を発することもしない。
その時はうわっなんじゃこのおっさんッ
と思ったが、
すぐに向こうへ歩いて行ってしまった。

ははぁ、この人はこんな風な世界の人なのか
と思ってから、
そのおっさんを観察するようになった。



そして今朝。
何かの施設を建設している工事現場が
駅へ行く途中にあるのだが、
その工事現場で作業員さん達の朝礼の輪の中に
くだんのおっさんが混じっている!のを目撃した。

周りの作業員さん達は、誰?このおっさん的な
オーラびんびん発散させており
親会社の人?土地のオーナー?といった具合に
皆さん顔を見合わせているのだった。


その光景を見て
え?マジ?何やってんのおっさんッ
と思ったらぷふーと笑ってしまった。

そんなとこで朝礼に出てたら電車に間に合わないよ
と思っていたら
いつの間にかちゃーんとホームに現れていた。
流石です。









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