2011/10/07

(No.1517): 二十人格


先日朝、地元私鉄ホームにていつものように
旧友Nに会う。


n 「あんたに問う。坂田なんとか」

f 「さかた?」

n 「昔あんたに聴かせてもらった坂田なんとかの
アルバムを探しているんだけどさ」

f 「坂田って坂田マンボ之介?うふふ」

n 「誰?ちがうちがう、臭せェッこれ腐ってる
とかさコントみたいのが入っているやつ、
ラーメン屋かなんかの」

f 「あーあー、坂田明ねあったあった!」

n 「そ!坂田明!あれさ何ていうアルバムだっけ」

f 「懐かしいねーあんたあれ僕達が高校の時だよ
タイトルなんだっけかー忘れた」

n 「臭せェッこれ腐ってるとか言ってるやつ」

f 「トラック運転手で轢き殺すぞババァとかも
入ってるやつな、何ってったっけ」

n 「いっひっひっひ、そんなのもあったね」

f 「確か、高校ん時に友達から借りたんだったよ
でテープに録音したのをあんたに聴かせたんだと
思うよ、よくまー覚えてたね」

n 「あんたネットで探してみてよ、聴きたいや」

f 「わかったけど、あんた坂田明ってジャズ
ミュージシャンだよ」

n 「あーそうだった、知ってた」

f 「確かミジンコ研究家でもあった」

n 「あ、それも聞いたことある」

f 「タモリとかそっち方面の関係もあったよね」

n 「あんたそのアルバムのタイトル知りたい」

f 「僕も知りたい」


48歳のおっさん2名が朝の通勤時の駅のホームで
こんなやりとりをしていると思いねぇ。
こんな大人にやぁ金輪際成りたかねぇ
といったオーラをびんびんと発する通勤客。

事後、ググったら一発。
坂田明/20人格 だった。

スネークマンショーよろしく、ギャグ的なコント
と音楽がサンドイッチされているアルバム。
この時点で曲をまだ聴いていないので
記憶のみだが、相当面白い。
ジャズ本来を楽しみにしていた場合は
すこぶるがっかりする作品だ。
このアルバムは1980年らしいから、
高校3年生の時だ。


そりでは
さっそく音を見つけに出よう。







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