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先日朝、地元私鉄ホームにていつものように
旧友Nに会う。
n 「あんたに問う。坂田なんとか」
f 「さかた?」
n 「昔あんたに聴かせてもらった坂田なんとかの
アルバムを探しているんだけどさ」
f 「坂田って坂田マンボ之介?うふふ」
n 「誰?ちがうちがう、臭せェッこれ腐ってる
とかさコントみたいのが入っているやつ、
ラーメン屋かなんかの」
f 「あーあー、坂田明ねあったあった!」
n 「そ!坂田明!あれさ何ていうアルバムだっけ」
f 「懐かしいねーあんたあれ僕達が高校の時だよ
タイトルなんだっけかー忘れた」
n 「臭せェッこれ腐ってるとか言ってるやつ」
f 「トラック運転手で轢き殺すぞババァとかも
入ってるやつな、何ってったっけ」
n 「いっひっひっひ、そんなのもあったね」
f 「確か、高校ん時に友達から借りたんだったよ
でテープに録音したのをあんたに聴かせたんだと
思うよ、よくまー覚えてたね」
n 「あんたネットで探してみてよ、聴きたいや」
f 「わかったけど、あんた坂田明ってジャズ
ミュージシャンだよ」
n 「あーそうだった、知ってた」
f 「確かミジンコ研究家でもあった」
n 「あ、それも聞いたことある」
f 「タモリとかそっち方面の関係もあったよね」
n 「あんたそのアルバムのタイトル知りたい」
f 「僕も知りたい」
48歳のおっさん2名が朝の通勤時の駅のホームで
こんなやりとりをしていると思いねぇ。
こんな大人にやぁ金輪際成りたかねぇ
といったオーラをびんびんと発する通勤客。
事後、ググったら一発。
坂田明/20人格 だった。
スネークマンショーよろしく、ギャグ的なコント
と音楽がサンドイッチされているアルバム。
この時点で曲をまだ聴いていないので
記憶のみだが、相当面白い。
ジャズ本来を楽しみにしていた場合は
すこぶるがっかりする作品だ。
このアルバムは1980年らしいから、
高校3年生の時だ。
そりでは
さっそく音を見つけに出よう。
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