2011/10/21

(No.1528): 夢記絶界


最初は緩い登りだったが進むにつれ
傾斜角がキツくなってきた。
天気は晴れ。
青空に白い雲が流れている。
どこかの山というか高原というか。

周りに高い木立はなく、道の両脇には
ツツジ然とした背の低い植物が
どこまでも茂っている。
花は咲いていない。
道は未舗装。
土とも砂利とも違い、粒の細かい砂の
ようなものがパラパラと存し、
しかし、地面は固い。
薄い薄い茶色。

あまりの急な坂に体を地面へ押し付ける。
そうしないと下へ滑り落ちそうだ。
頂上は見えている。
その先には蒼空と雲が流れている。
坂はさらに急角度になってきた。
もはや体を密着させ、踏ん張らないと
転げ落ちる。

落ちそうなので、道の脇にある
ツツジ然とした植物にしがみつく。
ここから先は、坂の角度が90度を越えて
反り返っているではないか。
もはや坂という名詞では立ちいかない。
崖だ。

あと一かきすれば頂上に登れる。
しかし、
ツツジ然とした植物にしがみつくのが
精一杯で、もはやこれ以上、先に
手を伸ばすことができない。

そう思っていると真横を青年が
颯爽と駆け上がって行くではないか。
ズサササーと砂埃を巻き上げながら
頂上の上に消えた。
その青年は淡い紫色の線のチェックの
カッターシャツに白い運動靴を履いていた。
(上まであがれて)すごいなー
いいなーと羨望している。


そうこうしていると大地がグゴゴゴゴと
動き始めだではないか。
あなやッ
反り返る角度がさらに増してきた。
限界だ。
もう冷や汗をかきながら、もはやこれまで
と思い、ツツジ然とした植物をグツと掴み
エイヤッと体を反転させて上へ伸び上がった。


物凄い尿意で目覚める。
放屁&放尿後、二度寝。









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