2012/01/06

(No.1597): 孤独のグルメ


孤独のグルメを観る。
原作と同じお話で構成しているわけではないが
原作と同じ質感がする。
この質感というのは、つまり、
漫画という二次元から時間軸を伴った
「流れ」という新しい要素をまとった時
実際はこのような佇まいだったのだ
という空気感みたいなもの。

井の頭五郎は漫画の彼とは全く別人な印象。
しかし、それで「孤独のグルメ」の
質感が変わったのかといえば
そうではなく、むしろあの漫画の
井の頭五郎は、実はこういう生物だった
という一種の回答を得られた気分だ。
ただし、原作ではもうちょっと若い感じがする。
ちなみにこの俳優さんは筆者と同い年だ。

お酒の飲めない井の頭五郎が
満を持して赤ちょうちん店へ入ってゆく
というシチュエーションはアリである
と、久住さんが最後のコーナーで
仰っていたが、筆者はそれには疑問を持つ。

果たして信憑性があるのだろうか。
なぜなら、筆者もお酒が飲めないので、
お腹が空いた時に、飯屋は対象になっても
居酒屋が対象になることはないからである。
いくら「やきとり」腹になったとしてもだ。
これは断言できる。

いや、小心者の筆者ならともかく
井の頭五郎であればそんなことは
おかまいなしに、己の食いたい物を喰う、
ということなのだろうか。
うむ、きっとそういう塩梅式なのだろう。







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