2012/01/21

(No.1611): AT車とMT車


某QAサイトにこんな質問があった。
「MT車に乗る人の考えが理解できません」
「操作が面倒くさいMTをなぜ選択するのか」


筆者は予てから四輪(二輪も含めて)は
ギアチェンジのあるマニュアル車(以下MT)が
好きだと書いてきた。
だいたい今乗っているクルマなんて6速MT車だ。
クルマに乗り始めた31年前から現在に至るまで
二十数台に乗り継いできたが、実際その中で
ATは2台だけだ。

しかも、その2台のうち一台は
疑似マニュアル走行の可能なCVT式であったので
(とはいうもののクラッチのないなんちゃってMT)
完全なるオートマチック車は1台だけだった。
実はこのクルマ、筆者の四輪保有履歴の中でも
トップクラスのリッチさ(シートは総革張り)のある
クルマだった。しかし、同時に四輪保有履歴の中で
唯一の汚点だったと思っている。


話しを戻す。
その某QAサイトに掲げられた質問。
それを読んでなるほど、と思った。
というか、やはり思った通りだった。
つまりこういうことだ。

今の世代の連中にとっては
もはやMT車は過去の遺物なんだと。
「公道でMT車なんて」という発言自体が
その証拠だ。

ただ、救いは、その質問に対しての回答だ。
全ての回答が、MT車乗りの方々による意見であり
少しキツイ発言もあったとはいえ、
これだけ多くの方々が、MT車にこだわりをもっている
ということがわかった。


日本の自動車産業における市場の動向を鑑みても
わかる通り、もはやAT車というのは大前提であり
日本のクルマとはそういうものであり、
そうでなければ日本では自動車は売れないのだ。
だから、もう日本でMT車がどうのこうの
といった事で話題などあがらないのであろうと
そう思っていた。
しかし、そうではなかった。
しっかりと3つのペダルで己の操作と技量によって
自動車運転の楽しさという世界を知っている人々も
まだまだたくさんいたのだということを。


こだわりのない人であればATだろうがMTだろうが
そんなことはどっちでもいいと思うだろう。
筆者は自分以外の事であればそんなのは
どっちでもいい。誰が何に乗ろうがどうでもいい。
しかし、自分のクルマはAT車であることは決してない。
ただそれだけだ。








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