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<電気部品街>
1970年代の秋葉原は電気街だった。
ただしくハーモニカ横丁的な間口の店が
古めかしいビルの中に犇めき合っていた。
これら小さい店舗は様々な電気部品を
扱っている店だった。
抵抗器専門店、コンデンサだけとか、
線材、ケース専門、半導体屋さん、
真空管屋さん、測定器専門店、など
電気電子部品やその関連製品、
ありとあらゆるパーツが売られていた。
いや、過去形ではなく、2012年の現在でも
健在なのである。
駅から中央通りを渡った場所にある
ラジオデパート。
記憶の中では一番硬派な場所。
部品探しの象徴として。
駅前にあるラジオ会館。
オーディオ機器・機材なども。
現在では有名フィギュア店もあって
昔より活気があるように思う。
駅ナカの部品街ラジオセンター。
もう一つの部品調達エリア。
デパートかセンターでほとんどの
部品が揃えられた。
<無線屋さん>
筆者的秋葉原にはもう一つ重要な
ファクターがある。
それはアマチュア無線だ。
筆者は高校1年生の時、アマチュア無線技士の
国家資格を取得した。
当時はアマチュア無線屋さんが数多くあり、
足しげく秋葉原へ通った。
今思うと現在のコンピュータ屋さんに
匹敵するほどお店の数があったと言っても
過言ではあるまい。
それくらい多かった。
しかも無線専門店でなくても、
店のどこかには6m(50MHz)の
1/4λモービルホイップアンテナなんかが
普通に売っていた。
<食>
1970年代後半、高校生の頃、
秋葉原へ行くと必ず寄っていた喫茶店が
あった。
しかし残念なことに、その喫茶店の
記憶がはっきりとしない。
覚えていることは、
どこかのビルの階段を登って入る、
喫茶店というか軽食屋さんのような感じ、
必ずコンソメスープが出る。
何を食べてたのか記憶が全くない。
が、
コンソメスープだけはよく覚えている。
そういえば秋葉原には、高校の同級生の
I君とよく出掛けた。
I君もアマチュア無線をやってた。
この喫茶店も彼から教わったのだった。
ちなみに
大学生以降では秋葉原へ行ったら、
キッチンジローだった。
なお、この店は今でもある。
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