2011/11/23

(No.1558): 異才噺人


Twitterにおいて午後のTLに
立川談志さんご逝去の書き込みを見る。
しかし、情報が錯綜していて本当のところが
不明なままだったが、夕方近くなって正式に
報道されたのを確認する。

過日、落語の話しを拙コラムに書いた際、
立川談志さんのことを少し書いた。
偲びつつ今一度、Youtubeにあがっている
談志さんの落語を見る。
落語にまくらは不要と言っている談志師匠の
まくらだけで半分を費やすという体。
動画ファイルの2/3の後半くらいから
ようやく本編が始まる。
本編が始まった途端、まさに幕が開くが如く
目の前に映像が広がる技。
古典を演じたら天才。
しかしまくらの破天荒加減といったら
良く思わない人達も沢山いただろうと察する。

もちろん筆者は好きだ。
結果的に「すべっている」とわかる話しでも
自分の世界に取り込んでしまうから
談志ワールドではそれもまた構成部品の
一つなのだろうと思う。
4文字放送禁止用語を言ったとしても。

そんなアウトローでありながら
古典噺の実力は天才的という異端児。
もう出てこないだろうかこういう天才は。
合掌。






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