2012/03/30

(No.1673): 贅沢なビート


ドラム。
そうさ俺はドラマーだ。
俺はドラマーさ。
などと言っていた以前の自分を
そこへ突出し、えーいなおれなおれ
何を抜かしていやがるBPM140で4分も
叩けねぇくせして何がドラマーだ
この似非侍がッ
へい、どうにかBPM90で、いえ100で
勘弁してくだせぇ
いーや勘弁ならねぇそこへなおれ
叩っ切ってやr

というくらい不甲斐なくこの幾年月を
過ごしている。
もはや筆者はドラマーではない。
昔ぁ、爆音ギターバンドや
ギャニュギャニュテクノバンドで
ドラムやってたんだわし、
と言うんだろうか、
筆者は言うんだろうか。
そんなの空気の読めない中年おやじの
アレと同じだ。

だから言う。
昔ぁ、爆音ギターバンドや
ギャニュギャニュテクノバンドで
ドラムやってたんだわし、と。



過日、TLにあったツイート。
「最近の若い子の中にはドラムといったら
打ち込みドラムしか知らなくて、
楽器としての生ドラムの音や
人によるグルーブを知らない」

だとしたら、もしかしたら、
打ち込みドラムが本物で
それを人間が真似してドラムを叩いている
とでも勘違いされそうだ。

筆者はテクノ人だ。
だから、打ち込みドラムは大好きだ。
(ただし打ち込みという言い方は好きではない)
コンピュータビートというものにも
独特なうねりがあるし、それは
人智を超えたグルーブにもなる。
初期のkraftwerkを聴けばわかる。


翻って、
キック、スネア、ハット、タム、
そしてクラッシュといった打楽器を人が
演奏することによって生じる
グルーブというものには
機械では出せない「旨味」が満載だ。
その「旨味」が昇華すると、いわゆる
「神がかる」というケースになる。
これは、やはりライブで体験したい。
生み出される楽曲の現場に居合わせたい。

人の演奏というものには
そういう凄みがある。
何故かといえば、生身の人の作り出す
ビートにはその人にしか出せない音や
グルーブ(ノリ)があるからだ。

普段、シーケンサーの繰り出す規則正しい
ビートしか聴いてない若者に
是非とも聴いてもらいたい。
このズッタンバッタンのビートを。
絶対打ち込みじゃ出来ない。
(こんなテキトーでいいんだよ)











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